第5回:医療事務も立派な医療従事者
聖母病院 医事課長 杉山勝志

医事業務

医事業務

新型コロナウイルス感染症により医療機関の体制は大きく変わりました。日々、全外来患者をトリアージ、少しでも疑いがある方は、診察室や時間を分けて診療。いつ自分が感染するのかという不安や恐怖と戦いながら仕事をしている方もいると思います。また、外来患者、入院患者の激減、手術や内視鏡の延期または中止。経営的な不安を抱いている方もいると思います。
 
診療報酬に関して言えば、2月14日に「新型コロナウイルス感染症に係わる診療報酬上の臨時的な取扱いについて」が発出されてから、4月27日には「その15」まで出されております。2カ月余りで15回通知が出るという異常事態。これだけの短期間に出された多くの通知を正確に把握できているのは今までの経験、知識、ネットワークがあるからです。有益な情報を漏れなく自院に還元しましょう。また「臨時的な取扱い」がなくなってからのことも考えましょう。それができるのは医療事務です。
 
残念ながら、医療従事者というだけで、いわれのない差別を受けることもありますが、国民の大多数が「医療従事者に感謝」しているのです。忘れないでください、私たち医療事務も立派な医療従事者の一員です。明けない夜はありません。明るい未来を信じ、もう少し一緒にがんばりましょう。
 

聖母病院 医事課長 杉山勝志



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