【特別寄稿】はじめてのWeb面接
第34回:クイズやアンケートを取り入れる(10)
就職・採用アナリスト 斎藤 幸江

賃金事情

賃金事情

Kahoot!とQuizizzに言及してそれぞれのメリット、デメリットを補足しよう。
Kahoot!の使いやすさは、かなりの部分、日本語対応が進んだことだ。英語オンリーでは、さまざまな設定等の作業を、ハードルが高いと感じる人も多いだろう。
 

一方、デメリットは、プログラムがかなり重いらしく、作成、デモ、実際の運用等で、デバイスや通信環境次第でもたつきが起きることだ。視聴覚的に魅力あるサービスであるものの、「サクサク軽々つくれる」とは少し言い難い。また、ビジネス仕様では、かなり高額になる。
 

Quizizzは、その点、作りやすくまた、軽い。しかし、全編が英語なため、なかなか踏み出しにくい。しかし、基本作業に必要な単語さえわかれば、あとは簡単だ。慣れればなかなか使い勝手の良いサービスだ。
 

無料サービスで習熟度を上げ、メリットを見出してからコースを選んで契約できるのもよい。また、利用料金もKahoot!よりはかなり低い。
 

最近は、仕事や教育にゲームの要素を取り入れる動きが、国内外で起きている。「ゲーミフィケーション」と呼ばれるこの取り組みは、「ツマラナイをワクワクに変えます。楽しくてハマってしまうゲーム要素を活用して、能動的に人を行動させる仕組みです。」(日本ケーミフィケーション HPより)という。
 

なんとなく、「ビジネスなどの真面目な現場では、楽しむことはよくない」というイメージがある。しかし、今、クイズやアンケートで楽しい雰囲気を作るという能動的な仕掛けに取り組む時機がきているのでは、ないだろうか。

 
(2022年9月改訂)

 
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