【特別寄稿】はじめてのWeb面接
第6回:言い出せない学生への配慮を
就職・採用アナリスト 斎藤 幸江

賃金事情

賃金事情

雇用環境の急激な悪化が進むなか、就活生にも、多くの「採用停止のお知らせ」が舞い込み、不安を募らせている。最終直前に「来年度の新卒採用は見合わせることとなりました」と連絡を受けるケースもある。
そのため、疑問があっても評価に影響したら困ると質問を我慢する学生も多い。今回は、それらを紹介したい。
 
・オンライン面接で、イヤホンマイクを使いたい。でも、失礼にならないの?(「当社の面接では、マイクを使っても構いません」と明記する企業があるので、マイクは、例外? イヤホンマイクは、カジュアル過ぎるかな?)
 
・説明会から最終選考まで、全てオンラインで進み、内定した。一度も職場を見ていないのは、不安。状況が落ち着いたら、訪問したいというのは、失礼?(内定を出すと言っているのに、「ちょっと待って」と言うと、評価は下がる?)
 
・6月になって、リアル面接への移行が急増した。地方大学では、「東京は危ない」との認識が依然強く、教授から「東京に行ったら、2週間、研究室への出入りを控えるように」と言われた。企業に相談してもいい?(「みんな面接に来ているのに!」と思われそう。数社の面接に出向くと、研究室に1カ月入れず、遅れている実験を挽回できない。)
 
 ぜひ企業側から、「もし〜について心配なら、気軽に相談を」と呼びかけ、安心して面接、内定を受け入れられる環境を作っていただきたい。
 
(公開日:2020年6月9日)

 
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