【特別寄稿】はじめてのWeb面接
第2回:最初の3分で面接効果を上げよう
就職・採用アナリスト 斎藤 幸江

賃金事情

賃金事情

あなたは、どのように面接を始めているだろう? 学生に聞くと、「時間になったら名前を確認して、すぐ面接です」という。
これはもったいない。ただでさえ雰囲気が掴みにくいWeb面接では、最初の3分間を上手く使って、候補者を最大限に引き出す環境作りが必要だ。
 

まずは互いに簡単な自己紹介を兼ねて、マイクと画像をチェックする。これらの環境の個人差は非常に大きいが、ほとんどの学生は、それに気づいていない。
そこで、お互いに「はっきり話してくれませんか」、「大きめで」、「もう少し下がってバストアップでお願いできますか」などと調整をする。
 
また「こちらも在宅なので、家庭の音が聴こえたら、ごめんなさい」と声をかけても良い。さらに「突然、音声が途切れたら、チャット画面にメッセージをください。練習しましょう」という提案も、学生の安心に繋がる。
 

「自宅でリラックスして受けられる反面、臨場感が乏しい」というWeb面接では、会場に向かうプロセスで気持ちを高められない分、意識の醸成時間が必要だ。
学生に配慮すれば「ここは、人物をしっかり見極めてくれる」と、企業イメージも向上できる。学生に寄り添う3分間をぜひ活用してほしい。

(公開日:2020年5月12日)

 
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