改訂版
精選 組織・分掌・職務権限規程とつくり方

人事

人事制度構築/運用・人事評価
改訂版 精選 組織・分掌・職務権限規程とつくり方

■経営書院・編
■A5判・552頁
■税込価格 4,840円
■ISBN 978-4-87913-794-4 C2034
■発行日 2001年12月

目次

<業務分掌編>
第1章 業務分掌規程
第1節 業務分掌規程の作り方
1 業務分掌の経営的意義
2 業務分掌事項の決定ポイント
3 業務分掌規程の体系と形式
4 業務分掌規程の表現方法
5 業務分掌規程の改廃
6 個人別分担の重要性
第2節 業務分掌規程例
・ 業務分掌規程(機械製造・従業員数1,700名)
・ 業務分掌規程(農機具製造販売・従業員数630名)
・ 業務分担明細規程(自動車部品製造・従業員数2,400名)
・ 職務分掌規程(食品製造・従業員数800名)
・ 業務分掌規程(信号機製造・従業員数1,300名)
・ 業務分掌事項(建設・従業員数350名)
・ 業務分掌規程(機械部品販売・従業員数300名)
・ 業務分掌規程(ホテル・従業員数700名)

第2章 組織図
第1節 組織図の作り方
1 組織図の経営的意義
2 組織図の作成と運営
第2節 組織図・業務機構表例
A 大規模企業の組織図
B デパート・商社・スーパー等
C 中洩模メーカー
D ホテル・病院・学校等
E 中小規模

第3章 会議規程
第1節 会議規程の作り方
1 会議規程の経営的意義
2 会議制度の確立
3 各種会議規程の内容と決め方
第2節 会議規程例
・ 取締役会運営規程(スーパーマーケット・従業員数185名)
・ 役員会規則(工作機械製造販売・従業員数520名)
・ 取締役会規程(精密機器製造・従業員数2,350名)
・ 常務会運営規程(スポーツ用品製造・従業員数470名)
・ 取締役会規程(機械製造・従業員数320名)
・ 部長会規程(食品卸売・従業員敷535名)
・ 青年重役会規約(台所用品製造販売・従業員数1,830名)
・ 支店に関する会議制規程(土木建設・従業員数3,500名)
・ 経営会議運営規程(工作機械製造・従業員数370名)
・ 会議運営規程(呉服小売・従業員数428名)
・ 会議処理および運営規程(陸上貨物輸送・従業員数1,670名)

第4章 委員会規程
第1節 委員会規程の作り方
1 委員会の経営的意義
2 委員会規程の作成
第2節 委員会規程例
・ 経営委員会会議(プレス自動機製造販売・従業員数200名)
・ 経営企画委員会規程(計量器製造販売・従業員数330名)
・ 各種委員会取扱規程(量販店・従業員数470名)
・ 効率化推進委員会規程(機械器具製造・従業員数300名)
・ 提案委員会規程(化学製品製造・従業員数250名)
・ 合理化委員会規程(ガラス器製造・従業員数190名)
・ 改善委員会規程(プラスチック加工・従業員数650名)
・ 事務合理化委員会規則(電気機械製造・従業員数2,800名)
・ 経営委員会規程(電気通信工事・従業員数1,870名)
・ IT活用戦略委員会規程(衣料品卸売・従業員数120名)
・ プロジェクトチーム規程(情報処理・ソフトウェア開発・従業員数350名)

<職務および権限編>
第1章 職務規程
第1節 職務規程の作り方
1 職務規程の経営的意義
2 職務規程の作成ポイント
第2節 職務規程例
・ 役職者職務明細書(建設機械製造・従業員数670名)
・ 職務規程および管掌業務規程(プラスチック用品製造・従業員数170名)
・ 業務体系および運営規程(私立病院・従業員数385名)
・ 製造部長業務分担要領(スポーツ用具製造・従業員数330名)
・ 営業部長業務処理要領(事務用品販売・従業員数770名)
・ 工場長業務処理要領(精密機器製造・従業員数520名)
・ 営業部長職務および権限処理規程(衣料品卸売・従業員数175名)
・ 各工場課長の職務および業務処理要領(光学機器製造・従業員数2,530名)
・ 店長職務規程(スーパーマーケット・従業員数150名)
・ 店長職務チェックリスト(外食チェーン・従業員数570名)
・ 営業各係別業務処理要領(大規模小売・従業員数370名)
・ 職長業務執行規程(撥械部品製造・従業員数240名)

第2章 権限規程
第1節 権限規程の作り方
1 権限規程の経営的意義
2 権限委譲の留意点
3 権限規程の作成と運用
第2節 職務権限規程例
・ 職務権限規程(自動車販売・従業員数2,100名)
・ 職務権限規程(食品製造販売・従業員敷550名)
・ 職務権限規程(繊維製造・従業員数700名)
・ 職務権限規程(一般機械器具製造・従業員数185名)
・ 職責および権限規程(機械整備製造・従業員数1,150名)

第3章 りん議規程
第1節 りん議規程の作り方
1 りん議規程の経営的意義
2 りん議規程の作成ポイント
3 りん議規程の運営管理
第2節 りん議規程例
・ りん議規程(産業機械製造・従業員敷890名)
・ りん議規程(塗料製造・従業員数1,100名)
・ 決裁規程(鉄工製造・従業員数1,700名)
・ りん議取扱規程(農機具製造・従業員数1,000名)
・ りん議規程(印刷製本・従業員数80名)
・ りん議規程(医薬品製造・従業員数400名)

第4章 職制規程
第1節 職制規程の作り方
1 職制の経営的意義
2 役員職制と職制規程のポイント
3 管理職制と職制規程のポイント
第2節 職制規程例
・ 職制規程(ゴム製造・従業員数460名)
・ 工場職制(重機械製造・従業員数1,300名)
・ 組織および職制規程(電子部品製造・500名)
・ 職制規程(電機部品製造・従業員数1,400名)
・ 職務規程(私立大学病院・職員1,500名)
・ 組織および職位等に関する規程(印刷・従業員数180名)
・ 業務体系および運営規程(私立病院・従業員数385名)
・ 職制規程(電子部品製造・従業員数420名)

第5章 管理職任命規程
第1節 管理職任命規程の作り方
1 管理職の経営的意義
2 管理職任命規程の作成
第2節 管理職任命規程例
・ 管理職任命規程(鉄管製造・従業員数700名)
・ 役付職任命取扱規則(電子機器製造・従業員数930名)
・ 管理者任命規程(運送用機器製造・従業員数2,100名)
・ 管理職登用規程(医療機器輸出入・従業員数270名)
・ 役付社員登用規程(衣服・繊維卸売・従業員数350名)

はじめに

業務分掌とか職務権限など、本書で取り上げている規程は、会社規程の体系のうえからは、組識関連規程の一部分ということができる。いわゆる会社規程には、この組織関連規程類のほかに、人事関連規程類や業務運営規程類など、いろいろな規程類が存在するが、これらの中でも、とりわけ重要な位置を占めている会社規程が、ほかならぬ組織関連規程である。
したがって、会社運営を円滑にして、効率のよい業績向上をはかるための会社規程の作成、整備にあたっては、この組織関連規程は、相対的に早い時期から手がけられる。ことに、このことは、企業が一定の規模以上になった場合は、できるだけ速やかに、しかも当該企業体にマッチした組織関連規程の作成、整備が不可欠なのである。
もちろん、企業体の組織の確立と運営は、成文化したルール(会社規程)によらなくとも、全く運営できないということはないけれど、その場合は、どうしても統一性や整合性を欠きやすい。組織は、企業体という生き物にとっては、いわば骨格に値するものであるから、企業運営では、このところが、会社規程によって、しっかりと固められていないと、的確な企業活動はできなくなってしまうのである。
また、組織は企業規模の増減、経営環境の変化に応じて、変更、改善されていくことが肝要となる。この作業を誤まると、組織が実態と遊離してしまい、企業経営を壊滅(倒産)に陥れることになってしまう。
それほどに重要な組織規程であるが、その規程の運営に当たって、関係先がいちばん神経を使い頭をしほるのが、本書で取り上げている業務分掌と職務権限である。
業務分掌と職務権限は、組織の中核部分に関して、その上下、左右、奥行きという、3方面を明確に取り決めるものといえる。これらを、各企業体の実態に即して合理的に定めることによって、企業体が主体的に形づくられることになるからである。
ところで、一般に人は十人十色というが、この言葉は生き物としての企業体にも当てはまるわけで、いうならば”十社十色”といってもよいであろう。このことは、何を意味するかというと、原則的には各社は同じようであるが、実務として細かい面を取り上げると、各社それぞれが微妙に、しかも明確に異なっていることを意味する。
そして、いうまでもなく、この点は組織の確立、すなわち組織運営ルールの作成など運用に当たっても、例外ではないわけである。
業務分掌と職務権限において、とりわけその色合いが濃いといえるであろう。したがって、自社の業務分掌や職務権限等を取り決めるに当たっては、最終的には自社独自の、いうならば完全にオリジナルな規程作成が求められるのである。
ここにおいて、そこへ到達するまでの前段階として、各社の業務分掌と職務権限のケース別の分析と、これらを総合しての原則的、基本的な規程、マニュアルづくりの理解が重要課題となってくるといえる。このプロセスを十分に経ないで、安易に小手先で組織規程づくりをすると、大矢敗を招くことになるのである。本書は、そのような意味において、関係先の参考資料としてまとめたものである。
本書が、各社の組織づくりにおいて多少共お役に立つならばありがたいことである。

経営書院

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