賃金基礎と制度見直し・改善の実務講座
~基礎・実務知識の習得と様々な課題解決アプローチを学ぶ~

人事

人事・賃金・人事考課セミナー・録画
このセミナー・録画のポイント
  • 2018春闘を念頭におきつつ、人事・賃金の基礎・実務知識を習得することに加え、楠田理論をベースに職能資格制度の特徴、制度・運用に向けての課題解決の方法を開設します
  • 春闘や働き方改革に向け、自社賃金の課題整理に役立ちます
開催日 2017年11月13日(月)〔10:00~16:30〕
2017年11月14日(火)〔10:00~16:30〕
会場 厚生会館【5階 青竹・紅梅の間】
住所:東京都千代田区平河町1-5-9  TEL:03-3264-1241
〔地下鉄麹町駅より徒歩3分〕
参加対象 人事・総務部の担当者、労働組合の担当者
参加費 会員:54,000円(税込)
一般:60,000円(税込)
※参加費用にはテキスト代、昼食代、消費税を含みます。
※会員とは産労総合研究所発行の定期刊行誌8誌(申込書参照)いずれかのご購読者。
賃金基礎と制度見直し・改善の実務講座 ~基礎・実務知識の習得と様々な課題解決アプローチを学ぶ~

セミナー・録画の特徴

 労働市場、働く人の価値観、仕事の成果・質・スピードなど、自社を取り巻く経営環境・資源は常に変化しており、人事・賃金制度はそれらにどのように対応していくのかが大きな課題になります。
 課題解決のためには、人事・賃金の基本的な考え方、仕組みの理解、自社の実態把握、改善・改良に向けた着眼点、方法論、運用ノウハウが必要になります。
 本セミナーでは、2018春闘を念頭におきつつ、人事・賃金の基礎・実務知識を習得することに加え、楠田理論をベースに職能資格制度の特徴、自社の将来を見据えた制度・運用に向けての課題解決の方法、人事部門・労働組合が成すべき関わり・支援について、2日間で学んでいただきます。
 1日目の午前中は、中央大学教授の鬼丸朋子氏が担当します。統計データ、各種図表を題材に、賃金の基本的な考え方、日本の賃金が時代背景によってどのように変遷しているのか、これから求められる賃金のあり方など、賃金を担当するうえで必ず知っておきたい賃金の基礎を学びます。
 1日目の午後と2日目は、当センターコンサルタントの村越雅夫が担当します。賃金体系・賃金表、定昇・ベアなど、制度設計と運用にかかわる時に必要な基礎及び実務知識、職能資格制度の特徴と賃金決定方法を学びます。また、制度の見直し、改善を睨んだ課題発見・解決策づくりの着眼点、方法などをケーススタディを通じて習得していただきます。
 2018春闘や働き方改革に向け、自社賃金の課題を整理するためにもぜひご参加ください。

●人事・賃金担当者としての基本(時代背景と賃金制度の変遷、今後のあり方、統計データ・代表事例)の要諦を学ぶことができます。
●制度の設計・運用・見直しに必要な基礎・実務知識を、楠田理論をベースに学ぶことができます。
●ケーススタディ(企業事例)を通じて、制度見直しの着眼点、方法論と改定アプローチだけでなく、人事(労組)が着手できる現場支援やマネジメント方法が習得できます。
●講義(聴く)×ケーススタディ(考える)×グループワーク(討議:他者の考えを知る)の3つを経験することにより、人事・賃金の知識・情報・知恵が深まります。


講義内容

1日目 11月13日(月)10:00~16:30 (鬼丸講師/村越講師)

【午前中(10:00~12:00) 鬼丸 朋子 氏】

1.賃金はどうやって決定されるのか

(1)「賃金」とはなにか
(2)総額人件費と賃金

2.日本的慣行の特徴と変遷

(1)日本的経営と年功賃金 
(2)賃金体系の歴史的変遷

3.「周辺」労働者の賃金

4.これから求められる賃金のあり方とは

 
【午後(13:00~16:30)  村越 雅夫】

5. 経営システムにおいて、人事制度はどのように位置付けられるのか

(1)経営システムの全体像と、人事制度の位置付け
(2)人事制度はどのような変化に影響されているか
(3)人事制度の4大目的
(4)人事制度の主構成

6. 人件費原資を決定する要素はなにか

(1)賃金・報酬とはなにか
(2)人件費原資とはなにか
(3)人件費原資決定の原則
(4)人件費原資の決定要素
(5)人件費原資を配分するときの与件

7. 賃金決定にかかわるときに、必要な基礎知識

(1)賃金表とはなにか
(2)主な賃金体系と、その性格
(3)定昇とはなにか、ベアとはなにか

2日目 11月14日(火)10:00~16:30 (村越講師)

8. 職能資格制度の基礎知識

(1)職能資格制度が目指すもの
(2)職能資格制度における主要な人事制度と、その仕組み
(3)職能資格制度における賃金体系の特徴と、その目的
(4)職能資格制度における賃金決定にはどのような方法が採られているか
(5)職能資格制度における賃金決定のメリット・デメリット

9. 賃金制度改定の実際(実際の企業例)

実際の企業事例で見てみると…

 
【ケーススタディー(企業事例)による検証】

10. 賃金制度の改良における重要な条件はなにか

11. 自社に適した賃金制度とは

(1)賃金制度を選択するときの原則
(2)3つの賃金制度と、その特徴
(3)3つの賃金制度のメリット、デメリット


*社会情勢に合わせてプログラム内容を変更する場合があります。
*講義の進行によっては、順番が前後することもあります。

講師のご紹介

鬼丸 朋子(おにまる ともこ)氏

中央大学経済学部教授。経済学博士。九州大学経済学部経営学科卒業、同大学院経済学研究科博士課程満期退学。桜美林大学経済学部准教授、國學院大学経済学部教授、中央大学経済学部准教授を経て、2015年より現職。専門分野は人事労務管理論。研究テーマは、日本企業における人事・賃金制度の変遷。主な著書に『賃金・人事制度改革の軌跡』(共著)、『職務(役割)給の導入実態と職務(役割)評価』(共著)等。

村越 雅夫(むらこし まさお)

日本賃金研究センターコンサルタント。1957年生まれ。学習院大学法学部卒業。金融機関、医療関連製品メーカーを経て、1996年よりコンサルタント。人事・賃金制度、評価制度、目標管理制度、人材育成システム等の設計・運用支援、労使関係の課題解決支援、管理職のマネジメント研修、営業教育等のテーマを中心に企業指導・講演を行う。経営と実務家の視点に立った、わかりやすい語り口に定評がある。

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