介護実務者のための介護現場入門
医療
介護施設
■介護人材教育研究会・編
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はじめに
はしがき
今、日本はかつて世界に類を見ないスピードで高齢社会を迎えようとしています。2015年には戦後ベビーブーム世代が65歳以上の高齢に達し、2025年には高齢者人口が3,500万人とピークを迎えます。
そのようななかで、いわゆる「独居老人」といわれる高齢で一人暮らしを余儀なくされている方や、夫婦二人暮らしでしかも高齢のため「老老介護」の状態にある方など、介護の支援を必要としている人たちは年々増加してきています。
そして、病院や施設ではもちろんのこと、在宅においても多くの人たちが介護に関する悩みを抱えることになりました。
そこで、介護に直面したご家族や、これから介護職に就こうとしている方々が、介護負担を軽減できる能力を持っていただくことを目的に本書は書かれました。なかでも、社会資源を有効に活用するための福祉や介護における制度の知識と、安全で安楽な介護を提供するために必要な介護の専門知識や技術とをわかりやすくまとめてあります。
加齢に加え、病気や障害で日常生活が自分で思うようにできなくなった方たちが、最後までその人らしく、満足して生きていけるよう、自立を支援する介護を学んでいただけたらと思います。介護を楽しく喜びのあるものとするために、本書がお役に立てれば幸いです。
介護老人保健施設杏の里 小林ツキ子
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■介護人材教育研究会・編 |