初冬を迎え、労使各位は2017春闘の準備を進めていらっしゃることでしょう。
今春闘を取り巻く状況をみますと、デフレ脱却、経済の好循環が実現できていないなか、マクロ的には継続的な賃上げが求められています。一方、各企業では、成熟社会、人口減少社会、グローバル社会に対応するための経営戦略、人材戦略を着実に進めていく必要があります。
急激な高齢化、IT化によって、さまざまなシステムの見直しが求められている転換期に、労使が春闘で真剣に交渉する意義は、以前にも増して大きくなっています。
本セミナーでは、経営問題であり、生活問題であり、雇用システムの一環でもある賃金の交渉に役立つ情報提供を行います。今回は、従来の賃金交渉をめぐる情勢分析に加え、金属労協が策定した「第3次賃金・労働政策」、充実した交渉を行うための財務数値の見方、非正規の賃金格差是正策である同一労働同一賃金論についても触れていきます。また、かねてより要望のあった受講者間の交流タイムも設けました。労使のみなさまの参加をお待ちしております。
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2017年版 賃金・労働条件総覧 《賃金交渉編》・《労働条件編》 |
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2017連合白書 |
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経団連「2017年版 経営労働政策特別委員会報告」 |
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経団連「2017年版 春季労使交渉の手引き」 |
※なお、発行日の都合上、後日お送りする場合があります。
賃金・人事処遇決定のためのデータと解説をお届けしてきました『賃金・労働条件総覧』は、多種・多様な情報や資料をご提供するために、2017年版を《賃金交渉編》と《労働条件編》に分けて発刊することとなりました。どちらもお手元にご用意いただき、活用していただければ幸いです。
来るべき2017年春闘・労使交渉のための課題と取り組みについて解説。賃金決定の指標となる賃上げや定昇、モデル賃金、諸手当などに関する統計データをお届けします。
産労総合研究所・編 / 経営書院・刊 / B5判 / 280頁
《賃金交渉編》6,372 円(税込)
労働行政と労働法制の動きや、労使で取り組む重点テーマを解説。採用、労働時間管理など、人事労務に関する制度の導入や改訂に役立つデータを掲載します。
産労総合研究所・編 / 経営書院・刊 / B5判 / 約230頁
《労働条件編》6,264 円(税込)
※ 当社の定期刊行誌「賃金事情」「人事実務」「労務事情」の定期ご購読者の皆様には、とくにお申し出がない限り「別冊」としてお送りします。同様に、日本賃金研究センター主催「賃金交渉セミナー(東京・大阪)」にご参加の皆様にも資料として配布されます。