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経営書院
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病院管理部門のための 諸届け実務・様式便覧

鈴木昌義・編著
B5判・402頁・定価 8,715円(税込)
ISBN 4-87913-862-2 C3047
はしがき

社会保険や社会福祉を中心とした社会保障が進展している現在、国や地方公共団体等が行うさまざまな施策は、我々の生活の中に深く密着し、なくてはならないものとなっています。英国で始まった“ゆりかごから墓場まで”という思想は、この世に生まれたばかりの赤ん坊から死後に至るまで幅広く、最低限の生活を保障しようとするもので、現在に至っては、死亡後の遺族の保障にまで範囲が広がり、今日の我々の日常の生活を支えています。
病院管理部門で働く方々は、病院全体では医師や看護職員、さらに技師等に次ぐ人員を要するところが少なくありません。小人数ながら、病院全体を管理し、運営をしていく重要な位置付けとして日々働いています。医師や看護師のように日常茶飯事に起こる異動等に伴い、国やその出先機関、あるいは地方公共団体、さらに健康保険組合などへの届け出が必要となってきます。
届け出に当たっては、関係諸法令である、健康保険法・国民年金法・厚生年金保険法・労働基準法・労働安全衛生法・雇用保険法・労働者災害補償保険法などに基づき、項目ごとに定められた様式に従い、所要の手続きを踏む必要があります。
実務を担当される方々には、関係諸法令の主な仕組みを念頭におき、届け出それぞれの趣旨や意図を十分理解の上業務を遂行する必要があります。
ところが、こうしたさまざまな施策によって守られている私たちにとって、複雑多岐にわたる法律や規則あるいは運用されているすべての制度を完全に理解し、しかも十分に活用されることは、到底できるものではありません。
そこで、実際に必要な届け出が生じた場合に、それに必要な知識や理解がその場でしかも簡潔に得られるよう整理してみました。様式の作成に当たり、まず、各々の仕組み、すなわち役割や内容について概説し、当該届け出の意義・背景・法的な根拠等を理解していただけるよう編集いたしました。また、構成も諸法令ごとに行い、体系づけることで、単なる届け出のノウハウを会得するばかりではなく、各法律の持つ意味が総合的かつ横断的に理解出来るように配慮いたしました。
これらのアウトラインを念頭にいれて、必要な手続きを進めていただくことで、諸届け書類作成の一助になれば幸いです。
本書は以上のような趣旨で、平成12年に産労総合研究所から『看護部のための諸届け実務・様式集』として刊行し、今回改めて主に病院管理部門の視点に立って編集し直しました。
毎年のように行われる法律や規則の改正に伴い、書式の改定が行われることも多く、本書の発行時には、すでに改定されている場合もありますが、記載の内容について大きく変わるケースは少なく、各届け出の趣旨を十分ご理解いただければ、改定に際しても十分対応は可能であると信じております。

2003年5月
鈴木昌義