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経営書院
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最新 院内諸規程総覧

小島 俊雄・著
B5判・463頁・定価 9,450円(税込)
ISBN 4-87913-844-4 C3047
はしがき

 人あるところ法あり、といわれるのと同じように、組織あるところに法、言い換えれば規則ありである。
 医療保障の一翼を担う医療人には、国民の健康を守るという社会的使命があり、それを実現するための行動が求められる。昨今の医療を取り巻く環境は、医学技術の進歩、患者ニーズの多様化、医療機関の機能分化の促進等々、日進月歩であり、それと同時に医療人に求められる責務も変化してきた。
 具体的にいえば30兆円ともいわれるわが国の総医療費の枠内で、国民の医療をどう実現し、また、国民が望む医療をいかに実現するか、それを具体化するため、限られた人、物、金、情報などの医療資源を前提として、最適な組み合わせを行い、国民が欲する適正な医療を提供することが社会的使命を果たすことである。
 これら広義としての医療機関が果たすべき社会的使命に限らず、日々の患者サービスをいかに果たすかも医療機関に働く職員に課せられた狭義の社会的使命にほかならないが、これを有効に具体化するためには病院における日々のチーム・ワーク医療が適切に行われなければならない。
 今日、医療の分野においては遺伝子レベルにおける研究が隆盛を誇っているように、それはますます高度化、深化し、複雑化している。このことは社会全般についても同様である。しかし、この複雑化した時代にあっても、病院はしっかりとした組織の構築を図り、適正な医療の提供を図ることが重要なことである。そのためにも時代とともに変化する組織の諸規則を見直すことは大事なことである。
 本書は、医療人が組織人として有効に機能するための諸規則をモデル規程として掲げたものである。モデルといっても、ここに掲げられたものが最善ということでは決してない。それぞれの病院が組織体も違い、沿革も違うように、各病院の特性があるはずである。したがって、ここに掲げたモデル規程を参考にして、病院独自の規程の構築と見直しに供することができれば幸いである。

小島 俊雄