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新試験制度に対応・得点力UP
はしがき
平成13年度(2001年度)から中小企業診断士の試験制度が変わりました。具体的には1次試験、2次試験ともに科目が変更になるとともに、1次試験の出題形式が従来の記述式主体からから選択式主体に変わっています。また、2次試験では新たに口述試験も導入されました(なお、新試験制度の概要については第1章をご参照ください)。
試験制度変更当初はこうした変化に戸惑う受験者も多かったことでしょう。しかし、いくら試験制度が変わったからといっても、慣れてしまえばそんなに大変なことではありません。特に、新試験制度に移行したあとで受験勉強を開始された方にとっては、ことさら大きな問題とは感じないはずです。
実は、試験制度が変更になるずっと以前から多くの受験者を悩ませてきた問題があります。それは出題傾向の変化です。昭和の時代まではテキストベースの比較的オーソドックスな出題が多かったのですが、平成の時代に入り、通常のテキストベースの知識を超えた幅広い内容が出題されるようになったのです。新試験制度移行後も、この傾向は続くものと予想されます。そして、このことがこれまで多くの受験者をてこずらせてきましたし、今後も受験者の大きな悩みになることでしょう。
ところが、こうした出題傾向の変化に対応する幅広い知識を整理した参考書は、これまで1冊も出版されませんでした。各科日のポイントをまとめた本や入門書・キーワード集・問題集といったものはたくさん出版されていますが、これらは所詮、通常のテキストベースの延長線上の知識を取り上げているにすぎません。受験者が本当に望んでいるのは、テキストベースの知識を超えた幅広い内容を扱った参考書なのです。
本書は、試験に出題される可能性が高く、しかも通常のテキストが扱っていない幅広い知識を、次の5つのテーマにそってまとめています。
テーマ1 = 「進むリストラ」(第4章)
テーマ2 = 「スピードアップの要請」(第5章)
テーマ3 = 「直接金融へのシフト」(第6章)
テーマ4 = 「押し寄せる時価会計の波」(第7章)
テーマ5 = 「強まる株主重視の経営姿勢」(第8章)
これらのテーマをご覧になって「難しそうだな」と感じる方もあるかと思います。しかし、本書は基本的な用語の意味にも触れながら話を展開しているため、初学者にも楽に読むことができます。また、できるだけ平易な記述を心がけましたので、比較的スラスラと読み進むことができると思います。
上記5テーマを攻略すれば、得点力は確実に向上します。合格を目指して最後まで頑張ってください。
畑田洋行
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