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本書を利用される方に
“○○規程”“○○規則”と呼ばれる企業内の諸規程(諸規定)、諸規則は何のために必要か。それは、企業というものが多くの人々がそれぞれの任務にしたがって業務を遂行する組織体の集団であるからである。それぞれの任務を持った人々が共同の目的達成のために、一定の秩序に従って合理的に行動するためのルールがなければならない。このルールが諸規程(諸規定)、諸規則になる。とりわけ、就業規則およびこれに付属する諸規則は、労働条件や服務規律について、経営者も従業員ともども守らなければならない重要な規程である。しかも、常時10人以上使用する経営者は、法律によって作成の義務が課せられている。
本書は、労働基準法で作成が義務づけられている就業規則(賃金規程・退職金規程)の作成、変更にあたっての留意点とあわせて、就業規則の一部である、退職金規程およびこれに付属する諸規則とモデル的なものを示したものである。退職金規程はあくまでも企業の実情に応じたものでなければならないもので、単に形式的に作成されるのでは全く意味のないものといえよう。したがって、ここに示した、モデル的退職金規程およびこれに付属する諸規則は、あくまでそれぞれの企業において、よりよい退職金規程の作成、変更する際の参考として活用していただきたい。そして、それが中堅企業および中小企業の労務管理の近代化、合理化の一助になれば幸いである。
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