チーム力を高める魔法の力

書籍概要

チーム力を高める魔法の力

■中井 嘉樹・著
■A5判・160頁
■本体価格 1,400円
■ISBN 978-4-87913-936-8 C2034
■発行日 2005年10月

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目次

第1章 チーム力を高めるための人材育成のキーは「委任主義」
第1節 リーダー&マネージャーのミッション 8
 ・第1のミッション 「業績の向上」 9
 ・第2のミッション 「人材育成」 10
 ・第3のミッション 「組織力の強化」 12
第2節 チーム力を高める委任主義 15
 ・“チーム” とは人材育成機能を有する小規模組織 15
 ・バブル崩壊後の低迷期で台頭した管理主義 17
 ・委任主義型リーダー 19
第3節 委任主義型リーダーの3C 20
 ・「Challenging な環境」 20
 ・「メンバーとの Communication」 22
 ・「Customer‐Oriented の徹底」 25

第2章 委任主義型育成を実現している5人のマネージャー
第1節 荻野直志氏 (シュテルン) 32
第2節 吉田伸之氏 (リコーテクノシステムズ株式会社) 46
第3節 横井豊彦氏 (株式会社リクルート) 61
第4節 平山陽一氏 (ニチエレ株式会社) 75
第5節 勝田雅之氏 (株式会社さくら不動産販売) 91
第6節 営業マネージャーをどう選び, 育てればよいのか106
 ・若いときの多様な直接体験が視野の広いマネージャーをつくる107
 ・ベースにある 「良き上司との出会い」, 失敗経験もまた成長をもたらす109
 ・群を抜く “Customer‐Oriented”, 志向そのために社内の全リソースを活用112
結論① 「どう選ぶか」
 ・トップ営業になるプロセスが重要, 30 歳で伸び悩む人も少なくない115
結論② 「どう育てるか」
 ・昇格してから育てるのでは遅い, 部下育成を学ぶ機会を与える117

第3章 委任主義実践のポイント
第1節 委任主義型育成サイクル 第1フェーズ 「役割理解」124
 ・チーム方針, あるいはチーム目標から 「役割」 を設定する127
 ・新入社員/若手社員の場合は, 「活躍イメージ (寄せられている 「期待」)」 を提供する128
 ・役割 (活躍イメージ) 設定の中に “期待する良質な行動ポイント” を盛り込む129
第2節 委任主義型育成サイクル 第2フェーズ「課題認識(目標設定)」131
 ・「なに (どの数字) がどう変われば」, 役割を果たしたことになるか133
 ・新入社員/若手社員の場合は, 「活躍イメージ」 を個々の行動に分解する134
 ・課題設定, 目標設定のポイント139
第3節 委任主義型育成サイクル 第3フェーズ 「準備」142
 ・“準備” をするのは, あくまでもメンバー145
 ・効果的な質問を投げ掛ける147
 ・不安感を取り除く147
第4節 委任主義型育成サイクル 第4フェーズ 「行動」149
 ・安心感を与え, チームへの信頼感を醸成する151
 ・「人のため」 という視点で送り出す152
 ・帰ってきたら, 皆で出迎える153
第5節 委任主義型育成サイクル 第5フェーズ 「ふりかえり」155
 ・「聴く」157
 ・言語化するための質問を投げ掛け, 最後にリーダーが一般的な理論やモデルとして明確化する158
 ・次の課題認識 (目標設定) につなげる159

はじめに

バブル崩壊に始まった景気の低迷も, 10 年の模索を経てようやく明るい兆しが見え初めています。 この 10 年をふりかえれば, 次なる新しい時代に耐え得る社内インフラの再構築に向けられた時代であったとも言えます。 資産のリストラや人事面での人員縮小と成果主義の導入, あるいは, 即戦力としての中途採用の実施, そして, IT システムの導入による新しいビジネスモデルの構築等々, すべてはインフラ基盤に目が向けられた時代でもありました。

現在, 景気の回復にあたり, インフラが整った現場では, 「これからの成長を可能にする人材は, いったい社内のどこにいるの?」 という事態が起きています。 極限まで人を減らし, 中途採用を多用し, 成果主義という, いわば “アメとムチ” で管理主義を行ってきた結果, “人材” が育っていないという現実がクローズアップされてきています。
そんな中で, 長期的な企業の成長を可能にする人材として “自律的な人材” の育成が注目されています。 この “自律的な人材” という, これから迎える新しい時代の人材は, バブル崩壊後の管理主義的な育成手法で育つものではなく, また, バブル以前の放任主義的な環境で育つものでもありません。 新しい育成視点による人材育成を推進する必要があります。 本書ではそれを “委任主義” と呼び, 「チーム力を高める人材育成手法」 として紹介します。

第1章では, リーダー, マネージャーのミッションとして人材育成がいかに重要であるかを記しています。 また, メンバーを育てるためには, 何をポイントに, どのように育成すれば良いのかという点について, 「委任主義型リーダーの3つのC」 としてまとめ, 理解を深めてもらえるように工夫しています。 また続く第2章では, 「かつてはトップ営業マンで, 現在は優秀な営業マネージャー」 である実在する5名の “名選手で名監督” を具体的に取材, 分析し, そこからチーム力を高めるための人材育成手法を抽出しています。 隣の課のプレイングマネージャーの動きを外から見ているだけでは, 実際にメンバーに対しどう接し, どうモチベーションを上げ, どう数字に結び付けているかが, 実は見えているようで, なかなか見えづらいものです。 日々の具体的な事柄に目まぐるしく追われている現場を考えれば, 根底に潜むポイントを押えにくいことは十分理解できます。 ここでは, 他のマネージャーの実際のやり方をかいま見る機会としてとらえていただき, 今後のマネジメントに活かしていただけるものと思っています。 最後に第3章では, これまでに見てきた内容を, 実際の現場でどうように活用していったらいいのか, そのポイントを 「委任主義型育成サイクル」 としてまとめています。 部下の育成に日々悩まれている優秀なマネージャーやリーダーのみなさまに, 早速明日からすぐに使えるスキルとしてお読みいただけるものと思います。

より多くのマネージャーやリーダーのみなさまが本書に接し, 今, 目の前にいる部下の方々の成長を促し, ひいてはチームの人材力の飛躍的な向上を実現される一助になりますことを, 心より願っております。

本書第2章は, 産労総合研究所出版の 「企業と人材」 2005 年9月5日号から 2006 年2月5日号までの半年間の連載内容を転載しています。 この半年の連載をまとめていただいた 「企業と人材」 編集部には心より感謝致します。 編集部の優れたアドバイスと暖かな支援なくしては実現ができないものでした。 また, 今回の出版を実現まで導いていただいた経営書院編集部にも心より感謝致します。 そして, なによりも, 快く取材に応じ, ノウハウを惜しみなくご提供いただいた, 荻野直志氏, 吉田伸之氏, 横井豊彦氏, 平山陽一氏, 勝田雅之氏の5名の “名選手で名監督” の皆様にこの場をかりて謝意を表します。 


2005年10月吉日 中井 嘉樹

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