労務事情 2017年6月1日号

〈Q&A〉2017年度地方労働行政運営方針のポイントと実務上の留意点

  特定社会保険労務士 森井博子
 Q1 長時間労働,過重労働対策
 Q2 違法残業,賃金不払残業対策
 Q3 「ブラック企業」対策
 Q4 特定分野・業種の労働条件確保
 Q5 最低賃金制度の適切な運営
 Q6 治療と仕事の両立支援
 Q7 第12次労働災害防止計画にかかわる対策
 Q8 メンタルヘルス・健康管理対策
 Q9 労災補償請求への対応

〈解説〉時間外労働等を行っても(例外的場面を除き)賃金が増額されない

 歩合給制度に関する裁判例と実務上の留意点
  弁護士 藤田進太郎
 I 国際自動車事件最高裁判決(第三小法廷平29.2.28判決)
  1.事実経過
  2.判旨
  3.解説
 II 時間外労働等を行っても(例外的場面を除き)賃金が増額されない
   歩合給制度に関する裁判例の歴史
  高知県観光事件(最高裁第二小法廷平6.6.13判決)
  城南タクシー事件(徳島地裁平8.3.29判決)
  徳島南海タクシー(割増賃金)事件(高松高裁平11.7.19判決)
  大虎運輸事件(大阪地裁平18.6.15判決)
  三和交通(歩合給等・付加金)事件(札幌地裁平23.7.25判決)

[ワンポイント解説]

 産業医制度の改正内容と企業に求められる労働衛生管理
  特定社会保険労務士 角森洋子

連載

◎視点 和田一郎
 民法(債権法)改正と人事労務(1)
◎気になる数字 濱口桂一郎
 第3回 ジェンダー・ギャップ指数111位
◎逐条クイズで学ぶ!労基法 山本圭子
 第15回 (39条4項〜8項) 時間単位の年休,時季変更など
◎職場のメンタルヘルス問題を正しく理解する 鄭 理香
 第3回 最近話題の「ユニーク・パーソン」と向き合う
◎注意 判例をチェックしましょう! 藤原宇基
 第63回 親しかった部下に対するセクハラ行為によって,
 営業課長を懲戒解雇にします。
◎事例で考える職場のメンタルヘルス問題への対応
  産業保健法学研究会「事例検討会」より
 【随時掲載】第3回 もともと有能な女性が上司の対応上の問題により
   過重負荷にさいなまれ,適応障害の診断を受けた例
   業務中の交通事故により高次脳機能障害となり,
   その後,精神疾患に罹患し,休職に至った例
◎人事労務「はじめて物語」 廣石忠司
 第8回 大学新卒採用
◎Bookshelf
◎弁護士の視点から労働を語る —労働問題の現状と課題— 宮里邦雄
 第5回 労働者代表制の法整備は喫緊の課題

・労政インフォメーション
「転勤に関する雇用管理のヒントと手法」を公表(厚生労働省)

労務管理の理論と実践を繋ぐ! こんな方に
  • 企業・団体等の
    経営層
  • 企業・団体等の
    人事労務担当者
  • 労働組合
  • 弁護士
  • 社労士
  • 企業コンサルタント
    (中小企業診断士等)
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  2. 豊富な関連判例の紹介により、より深い理解を醸成
  3. 企業の人事部門に加え、専任者を置けない中小企業の顧客を持つ士業の方にもオススメ
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