医療安全・サービス向上のための
基準・手順マニュアル集

書籍概要

わかば病院版 医療安全・サービス向上のための 基準・手順マニュアル集

■医療法人相生会 わかば病院
 医療安全総合対策委員会・編
■B5判・370頁
■本体価格 7,000円
■ISBN 978-4-86326-075-7 C3047
■発行日 2010年7月

※書籍の価格は税別の本体価格を表示しております。
◆10冊を超えるご注文は…
 一旦商品をカートに入れたあとの画面で、冊数変更が可能です。
 

数量:



 

目次

目次

序文
はしがき
わかば病院概要
わかば病院組織図
医療安全管理の機能図
構成図

医療安全
1.医薬品管理

  入院時薬剤管理チエック手順
  薬剤管理指導手順
  持参薬使用手順[1]
  持参薬使用手順[2]
  定期薬処方・調剤手順
  定期薬変更調剤手順
  臨時薬処方・調剤手順
  定数配置薬チエック手順
  配薬・与薬時の事故防止(一般病棟)[1]
  配薬・与薬時の事故防止(一般病棟)[2]
  配薬・与薬時の事故防止(療養病棟)
  経管栄養患者与薬手順
  注射薬定時払い出し手順[1]
  注射薬定時払い出し手順[2]
  注射薬投与手順[1]
  注射薬投与手順[2]
  注射薬指示変更手順
  インシュリン注射実施時の事故防止
  ワクチン投与実施手順[1]
  ワクチン投与実施手順[2]
  特殊薬実施手順(レミケード)[1]
  特殊薬実施手順(レミケード)[2]
  特殊薬実施手順(エンブレル)
  抗がん剤投与実施手順[1]
  抗がん剤投与実施手順[2]
  抗がん剤投与実施手順[3]
  抗がん剤投与実施手順[4]
  抗がん剤投与実施手順[5]
  抗がん剤投与実施手順[6]
  抗がん剤投与実施手順[7]レジメン
  麻薬管理手順[1]
  麻薬管理手順[2]
  麻薬管理手順[3]
  麻薬管理手順[4]
  病棟における向精神薬管理手順[1]
  病棟における向精神薬管理手順[2]
  向精神薬管理手順?
  医薬品請求手順
  医薬品発注・受け入れ手順
  転倒リスク薬剤リスト
  ハイリスク薬剤リスト
2.医療機器管理
  機器点検・修理手順
  修理・点検依頼手順 フローチャート
  輸液ポンプによる事故防止
  シリンジポンプによる事故防止
  カンガルーポンプ使用による事故防止[1]
  カンガルーポンプ使用による事故防止[2]
  人工呼吸器ラウンド手順
  人工呼吸器点検手順
  除細動器点検手順
  医療ガス安全点検手順
  酸素ボンベ取り扱い手順
3.検査の介助
  透析患者の造影検査(CT・シャント)[1]
  透析患者の造影検査(CT・シャント)[2]
  CT検査手順(造影)[1]
  CT検査手順(造影)[2]
  CTR測定手順
  PTA実施手順(透析)
  PTA実施手順(放射線)
  胃透視検査手順
  嚥下造影(VF)検査手順
  ポータブル撮影検査手順
  胃カメラ前の説明手順
  血液ガス測定
  尿検査[1]
  尿検査[2]
  便潜血反応[1]
  便潜血反応[2]
  生理検査
  血液検査(血算)
  採血[1]
  採血[2]
  採血[3]
  採血[4]
  採血[5]
  褥瘡回診手順
  NST実施手順
  栄養管理計画書
  栄養指標算出手順
  PSG(終夜睡眠ポリグラフ)の検査手順[1]
  PSG(終夜睡眠ポリグラフ)の検査手順[2]
4.輸血の管理
  輸血指示受け:(指示受け~実施の手順)
  輸血指示受け:(血液請求箋)
  輸血投与時の事故防止[1]
  輸血投与時の事故防止[2]
  輸血(休日):発注手順
5.透析ケアに関する事故防止
  プライミング法
  透析前後の体重測定
  透析穿刺・介助手順
  返血操作と止血方法手順
  透析患者申し送り(透析←→病棟)
  透析患者の回診
  透析患者の急変時の対応
  透析中の血圧低下の対応[1]
  透析中の血圧低下の対応[2]
  透析中の胸痛の対応
  透析中の下肢つれの対応
  透析患者の自己抜針時の対応[1]
  透析患者の自己抜針時の対応[2]
  透析患者の注射取り扱い
  透析患者の輸血
  透析患者の処方箋取り扱い
  血液透析でできること
  外来透析定期処方手順[1]
  外来透析定期処方手順[2]
  透析室におけるシャント管理手順
  透析室におけるフットケア
  透析患者の他科受診手順
  臨時透析の手順
  透析患者における呼吸困難時の対応
  透析室における検査伝票・レントゲンの取り扱い
  透析患者の定期検査[1]
  透析患者の定期検査[2]
  透析採血結果処理手順[1]
  透析採血結果処理手順[2]
  透析効率算出手順[1]
  透析効率算出手順[2]
  透析効率算出手順[3]
  透析サマリー作成手順
  透析患者の転院時の対応(受け入れ)
  透析患者の転院時の対応(送り出し)
  透析患者の退院処理手順
  ICU透析時の事故防止
  腹膜透析受診手順?
  透析導入基準(厚生労働省科学研究班)
6.看護ケアに関する事故防止
  気管内挿管中の事故防止[1]
  気管内挿管中の事故防止[2]
  人工呼吸器使用患者の事故防止[1]
  人工呼吸器使用患者の事故防止[2]
  人工呼吸器使用患者の事故防止[3]
  人工呼吸器使用患者の事故防止[4]
  気管カニューレ装着中の事故防止[1]
  気管カニューレ装着中の事故防止[2]
  酸素治療中の事故防止
  吸痰施行手順
  CV挿入患者の事故防止[1]
  CV挿入患者の事故防止[2]
  末梢静脈穿刺時の事故防止[1]
  末梢静脈穿刺時の事故防止[2]
  静脈留置針の固定・管理
  静脈注射実施基準と事故防止
  血糖チェック手順
  胃管挿入中の事故防止
  皮膚の安全ケアポイント[1]
  皮膚の安全ケアポイント[2]
  排泄チェック手順
  義歯装着中の患者の看護
  体重測定:確認ポイント
  ストレッチャー搬送手順
  離床・起床センサー使用基準[1]
  離床・起床センサー使用基準[2]
  認知症高齢者の看護[1]
  認知症高齢者の看護[2]
  痛みのアセスメント[1]
  痛みのアセスメント[2]
  車いす安全管理手順
  歯科往診手順
7.行動評価と身体抑制
  身体抑制の同意と実施[1]
  身体抑制の同意と実施[2]
  行動抑制患者の評価と解除の基準
  認知症評価手順
  日常生活評価(FIM)[1]
  日常生活評価(FIM)[2]
  リスク(転倒・転落危険度)評価手順
8.救急処置
  救急カート管理手順[1]
  救急カート管理手順[2]
  救急カート一覧[1]
  救急カート一覧[2]
  救急カート一覧[3]
  救急カート一覧[4]
  救急カート一覧[5]
  意識レベル判定基準?
  CPR(心肺蘇生)法手順[1]
  CPR(心肺蘇生)法手順[2]
  コードブルー要請手順
  コードブルー訓練評価項目
  救急搬送受け入れ対応手順(外来)[1]
  救急搬送受け入れ対応手順(外来)[2]
  休日・夜間救急搬送受け入れ対応手順[1]
  休日・夜間救急搬送受け入れ対応手順[2]
9.院内感染対策
  洗浄・消毒・滅菌の手順
  感染経路別予防策
  微生物サーベイランス
  ICTサーベイランス[1]
  ICTサーベイランス[2]
  個人防護用具の正しい使用方法(マスク)[1]
  個人防護用具の正しい使用方法(マスク)[2]
  個人防護用具の正しい使用方法(グローブ)[1]
  個人防護用具の正しい使用方法(グローブ)[2]
  個人防護用具の正しい使用方法(ガウン)[1]
  個人防具用具の正しい使用方法(ガウン)[2]
  MRSA感染防止(新規発生・持ち込み)
  主な感染症一覧
  誤刺事故防止[1]
  誤刺事故防止[2]
  肺炎予防の口腔ケア
  感染症患者の食器取り扱い基準
  医療廃棄物処理手順
  マットレス洗濯基準・手順
  病室内清掃手順[1]
  病室内清掃手順[2]
  浴室・浴槽の清掃・消毒手順
  職員のHBs予防接種手順(定期健康診断時)
  感染対策の基本 手洗い・手指消毒
  結核職業感染防止手順(患者・職員)
  結核職業感染防止手順(行政報告)[1]
  結核職業感染防止手順(行政報告)[2]
  ユニホームの安全な取り扱い
10.危機管理意識
  患者誤認防止
  電話口頭指示受け手順
  記録監査手順[1]
  記録監査手順[2]
  インシデント・アクシデントレポート記載手順[1]
  インシデント・アクシデントレポート記載手順[2]
  インシデント・アクシデント報告書の取り扱い手順[1]
  インシデント・アクシデント報告書の取り扱い手順[2]
  医療事故の記録

患者満足
1.入院・退院サポート

  紹介患者受け入れ手順
  PSG入院予約手順
  入院までの手順[1]
  入院までの手順[2]
  入院時説明手順[1]
  入院時説明手順[2]
  入院時検査案内手順(内科)
  入院時検査案内手順(整形外科)
  入院オリエンテーション手順[1]
  入院オリエンテーション手順[2]
  入院オリエンテーション手順[3]
  入院オリエンテーション手順[4]
  病棟患者他科受診手順
  療養病棟への転棟検討手順
  外出・外泊手順[1]
  外出・外泊手順[2]
  入院判定基準(療養病棟)
  一般病棟への転棟手順
  退院カルテ編綴手順
2.クリニカルパス
  地域連携パス書類取り扱い手順[1]
  地域連携パス書類取り扱い手順[2]
  大腿骨頚部骨折地域連携パス記録
  大腿骨頚部骨折連携パス手順(リハビリ)
  脳卒中地域連携パス受け入れと記録
  脳卒中地域連携クリニカルパス手順(リハビリ)
  胃ろうネットワーク 胃ろうパス実施手順[1]
  胃ろうネットワーク 胃ろうパス実施手順[2]
3.患者情報の管理
  カルテ開示
  入院患者の氏名表示
  警察・地方検察庁からの照会対応[1]
  警察・地方検察庁からの照会対応[2]
  USBメモリ取り扱い基準[1]
  USBメモリ取り扱い基準[2]
  USBメモリ取り扱い基準[3]
  ドナーカード提示時の対応手順
  セカンド・オピニオン案内手順[1]
  セカンド・オピニオン案内手順[2]
  治療拒否患者の対処
4.チームアプローチ
  リハビリカンファレンス
  リハビリテーション延長基準
  リハビリ実施計画書手順[1]
  リハビリ実施計画書手順[2]
  ADL変化連携手順
  ターミナルケア基準
  一般病棟ミーティング運営手順
5.福祉医療の理解
  更生医療申請手順[1]
  更生医療申請手順[2]
  生活保護患者対応手順
  交通事故患者対応手順
  廃用症候群書類手順
  職員労災請求手順[1]
  職員労災請求手順[2]
6.装具提供の手順
  病棟義肢装具作成手順[1]
  病棟義肢装具作成手順[2]
  リハビリ(杖・靴・自助具)購入手順
7.委託サービス
  私物クリーニング管理手順
  訪問理(美)容手順
8.健(検)診・診断書
  個人健(検)診予約手順
  健(検)診手順
  企業・メタボ検診手順[1]
  企業・メタボ検診手順[2]
  診断書作成手順
9.会計の案内
  外来会計手順
  訪問リハビリ請求手順
  退院会計手順[1]
  退院会計手順[2]
  休日の(事務日直)手順
10.患者サービスに関わる付録
  苦情受付の手順
  コードホワイト対応手順
  倫理問題検討に関する基準
  看護倫理問題発生時の対応
  透析患者送迎手順[1]
  透析患者送迎手順[2]
  食事箋使用手順
  食事箋
  食事変更・食止め伝票使用手順
  食事変更・食止め伝票
  医療材料請求手順[1]
  医療材料請求手順[2]
  修理・点検依頼手順
  物品請求手順

<巻末> わかば病院の「業務基準・手順」管理体制解説表および各種詳細マニュアル一覧
  わかば病院の「業務基準・手順」管理体制 解説表
  わかば病院の「業務基準・手順」各種詳細マニュアル一覧

あとがき
執筆者一覧
各欄外の注釈は、現在当院で使用している既存の基準・手順書本体を示しています。

はじめに

当院は開院して12年を迎えました。ようやく診療業務や看護業務の基準・手順の重要性を多くの職員が認識できるようになったところです。 2010年診療報酬改定の基本方針も病院勤務医の負担軽減が重点課題の一つにも挙げられているように、医師・看護師・薬剤師などの職種を助ける専門職種以外の役割の評価も注目を浴びています。このことは多職種連携と協働が強調されてきたことを意味し「業務の指針・基準・手順」の遵守が求められてきます。 当院は2005年に、「看護の基準・手順」第1版が完成し、同時に他部署においても業務の標準化を目指した手順書を整備することができ、専門職としてあるいは病院職員としての業務基準が明確化したものと言えます。医療や看護の標準化が叫ばれる時代にやっとスタートラインに着いたという年でした。 さて、完成から4年を経て「棚に飾られたまま埃を被っている」とまでは言わないまでも、せっかく作成した基準・手順書が活用しきれていないことが院内のインシデント報告制度により明確化しました。日々の業務に追われ、この決まりごとを忘れてしまう者、ルール違反する者が遭遇する「安全注意義務違反に相当する危険な行為」は、患者満足と同時に職員満足をも脅かすことだということを自覚する必要があります。 このような危機感を教訓に、忙しく駆け巡る医療現場の落とし穴をリアルに受け入れる姿勢が重要だと考え、患者の安全を脅かす医療行為のインシデント報告、また、患者さまの権利や尊厳を脅かす苦情・クレーム対処の事例を手掛かりに患者さまに直結する医療の質向上を再検討してきました。 ここでは「基準・手順は生き物であり、新鮮でなければならない」という共通認識を図りました。多様化する患者ニーズの期待のレベルは非常に高くなっており、医療提供に対する現状評価に言えることは、「保健医療福祉」の分野に至るまで医療機関が提供するサービスの一環として位置づけられるようになっていることに対応しきれていないことも挙げられます。慢性期医療を担う当院では加速度的に高齢化が進み、単に病気を治すという発想ではなく、人間らしく生きるための支援が求められています。 このような医療環境において医療技術の質・看護の質・医療事務の質、どの質が欠けても選ばれる病院には成りえません。一人の患者さまの治療行為や医療情報に関して医療従事者をはじめ病院職員の横断的な関わりが重要であり、このスキルミックスが医療の質向上の鍵と考えます。 私たちは今回、「医療安全総合対策委員会」が主体となり、医療現場の環境に反映する患者さまに直結する基準・手順の見直しを行うことにしました。具体的な方法は、前述したとおりスタッフが経験したインシデント・アクシデントそして患者クレーム・苦情を優先して見直しに取り組み、改善事項を分かりやすく「視覚化」したこと、また、一人ひとりが責任を持って最後まで仕上げることを目標に委員会は支援してきました。作成には苦手意識のある職員も少なくありませんでしたから、原則として1人1項目を1枚で仕上げると取り決めました。作成を支援するうえでのポイントは共通フォーマットを設定し、プロセス・担当者・仕事の決まり・リスクの予見と回避という項目を用意し、他部署連携やリスク回避の気づきをまとめることを提案しました。 これにより患者ケアに関わる一連の全行程を理解し、医療事故やクレームの原因となる部分の再確認とスキルミックスによるリスクのセーブを可能にする視点を養うことにつながるのではないかと考えました。 本書は、全体の構成として「医療安全対策」と「患者満足」という2つのくくりから成り立っており、医療安全対策の項では「医薬品管理」「医療機器管理」「検査の介助」「輸血の管理」「透析ケアに関わる事故防止」「看護ケアに関わる事故防止」「行動評価と身体抑制」「救急処置」「院内感染対策」「危機管理意識」の10項目で区分し、患者満足の項では「入院・退院サポート」「クリニカルパス」「患者情報の管理」「チームアプローチ」「福祉医療の理解」「装具提供の手順」「委託サービス」「健(検)診・診断書」「会計の案内」の9項目の区分と「患者サービスに関わる付録」として1項目を加えました。 この作業の特徴は、スタッフ個々の自らの意思でタイトルが決められ最初に項目を割り振って作成していないところにあります。なぜこのような構成にしたのかと問われれば、当院の医療現場が抱える問題の焦点がここにあったという以外にはありません。ここから見えてきたものは「うちの部署の仕事ではない」とか「管轄外」などという考えは捨てること、同時に自己完結型の仕事は「防げる事故も防げなくなる」可能性を秘めていることを痛感させられました。この取り組みでえた成果はたくさんありましたが、1つは既存の「基準・手順書」を全員が読むという機会となり現状評価ができたこと、2つめには他職種の業務が一部分ではあるが理解するきっかけとなりパートナーシップの重要性を再確認できたこと、3つめには個々人が自己の責任を全うすべく主体的なコミュニケーションの場をつくり協働できたこと、4つめは多数の職員のパソコン技術が向上したことなど、いわば総合的な人材育成がこの作業を通して実践できたと思います。 本書はあくまでも「わかば病院」の実態に照らし合わせて作成され、活用されているもので当院用としての域を出るものではありません。今後もリアルタイムに日々更新され「基準・手順書」の価値を失うことのない管理をしていきたいと思います。 2010年5月 医療安全管理者・看護部長 小宮美恵子

関連書籍

関連するテーマで探す
  • カートに入れる
  • お買い物ガイド
  • お問い合わせ